雑誌と単行本どっちを買うか? エロマンガでは?

マンガを読みには二通りのタイプがあると仮定する。
毎週、あるいは毎月雑誌を買って読む人と、単行本になってから買う人。たまにどちらが良いかというスレッドが立つほどありふれた話題なのだが、コンビニで立ち読みの出来るジャンプやチャンピオンの連載ならばともかく、例の青いテープで閉じられた、あるいはそもそも堅気の書店には置いていないエロマンガについてはあまり語られることがない。
結論からいうと中身を確かめられないから、雑誌と単行本どちらも買っておけ、ということになる。雑誌は確かにその号によって当り外れがあるがMujinを買っておけば、その内で三作品くらいは実用になるはずだ。そして雑誌を買う最も大きな理由の一つが、一期一会というのは作品どころか作家に対して使われることがしばしばある、というエロマンガ愛好者の経験によるものだ。またエロマンガの場合はコアマガジンなど比較的単行本が出やすい出版社は例外で、「学校のヒミツ?」はいるまかみりの10年分が収録されている*1
一方、単行本だがエロマンガの場合は短編がほとんどなので、初単行本といっても最近の作品で編集されていることが多い。なので去年ブレイクしたしなまの最新単行本「きす☆みい 」には「ISBN:4887742053:title=はつカノ」から漏れた結構古い作品も収録されているから、あるエロマンガ家に興味を持ったらとりあえず単行本は全部買っておくべきだ。また単行本には描き直しや数十ページに及ぶ追加、紙質が良くなることによるつぶれなどの削減などによって、雑誌とはまったく趣を変えることがあるので見て損はない。また、最近はロリ系の雑誌掲載がきつくて没になった案を、書き下ろしにしたぴんくぱんつぁーの様な例も多いので雑誌ですべて読んでいるといるから単行本はいらないとはとうてい言えない。
一冊で3回使えたら十分と考えると、エロマンガ雑誌はページ数が多いものを選べばいいのだが、LOなどのことを考えると単純に言い切れないところが、エロマンガの奥が深いところだ。また、これだけ沢山のエロマンガ雑誌が発売されている現状ではすべてを買うことは金銭・場所どちらにしても不可能だ。
今年もこのサイトではいろいろとエロマンガについて紹介していくが、とにかく最終的に銭を払うのはあなただ。なかには自分のエロい“つぼ”にこなかった、というものもあるだろうが、身銭を切ることでしか得られないものは確かにある。エロマンガをより多く楽しむために、たまに痛い目にあうことを恐れない漢を当サイトでは今年も応援してゆく所存であります。
*未成年者閲覧禁止*
http://picnic.to/~kattachi/
http://stack-style.org/CC/o18comic.html
どちらも参考にさせていただいているサイトなので是非ご覧になっていただきたい

*1:もっともこの人の場合はほとんど商業で描いていなかったということもあるが