四十男のズリネタ探し

歳のせいなのだが、このところ抜くことが難儀になっている。あたかも呼吸するかのように、マスターベーションにふけっていた時代は、もう遙か昔のことだ。酔った勢いで世界一のオナニスト宣言をしたのは、まったく若気の至りとしかいえない。今では月に数回、ドモホルンリンクルのように一滴、一滴大切に大切に溜めた精子を、これまた選りすぐったネタで抜くのがやっとという老醜をさらしている。
 ところで、WEBの発達によりこれまでならネタとしてお腹いっぱいになれた外人ヌードや、秋葉原まででかけなければ手に入らなかったエロマンガも、簡単に手に入れられるようになった。これがオナニーライフを豊にしたかといえば全くの逆で、あまりにも数が多いため、どれもありきたりにしか見えなくなってきた。よくある話だが、当人にとっては深刻な問題なのだ。
 そこで、個人的に実用性が高いエロマンガとは何かについて書くことにより、今夜のおかずに困っている人の助けとなり、またこんなネタがありますぜダンナ、てなトラックバックがつくことを願って、露出調教的文章を書くことにした。なんか、新宿あたりで珍宝丸出しでうろついている浮浪者のおっさんみたいだが、受け入れがたい現実を直視することによって、進歩するものがあると私は信じている。