エロマンガ雑誌と青年誌の違い?

今日紹介した"COMIC MARBLE*1"は通常青いテープで封印がされている、大人向け雑誌では無いらしい。現物を見ていないのでまだ確認がとれないのだが、ラインナップがまんま大人向け雑誌なので暫定的に検索対象とした。
こういう境界線上の雑誌というのがいくつかあってヤングアニマルヤングガンガンなどがそれにあたる。“ふたりエッチ”や“職業殺し屋”などはどちらかといえばエロマンガの方に近い気がするのだがいかがだろう?
大人向け雑誌という括り自体、都条例に対する妥協の産物なので、明確な線引きなどあるわけがない。そもそもコンビニに置いても良いエロマンガと、駄目なエロマンガがあるということ自体が間抜けな話なのだが、あえて集団的白痴状態を演ずることも社会を円滑に運営するための大人の知恵なのだ。
それと、前世紀までは漫画家や出版社の中で、エロマンガとそうでないものというのが暗黙の了解としてあり、それぞれにペンネームを使い分けるということをしていた。ところがここ十年くらいで流れが変わり、エロマンガを描くということが恥ずかしいという感覚が薄らいで、逆に成年向けでの実績を売りにすることさえごく普通におこなわれるようになってきた。
これはエロマンガのレベルが格段に向上したことや、ジャンルごとの縛りが薄らいだことなど様々な理由があるだろう。MajorThe sexual robotを見て頂ければ、一昔前とエロマンガやジャンルに対する認識が完全に変わったことが解ると思う。
もっともエロマンガ雑誌について追いかけている者からいわせてもらうと、状況が複雑になった分だけ、リスト化作業に手間がかかるようになったのだが、これとても解決の切り札が無いわけでもない。
なんとなれば読者欄に三峯徹氏が載っているかどうかで、エロマンガ雑誌かどうかを判断してしまえば良いのだ。

*1:マーブルと読めないこともないが…;^^)本当にこの雑誌名大丈夫か?