政治、宗教そして野球

いいかげん暑くてくたばりそうな毎日だが、エロマンガ雑誌の世界では10月号の発売がもうそろそろ始まる。なんかおかしくなりそうだ。このイカレタ世紀にようこそだ、まったく。
これからいっそう暑くなると思うと、マジで勘弁してくれと叫びたくなるが悪いことばかりでも無い。あのうるさいだけで効果があるのかはなはだ疑問な選挙カーとも今日でバイバイだ。明日の参議院選挙の投票は早めにすませて、久しぶりに静かな日曜日を満喫しよう。
さて、賢明な人は政治と宗教、そして野球について話題にしないとよくいわれる。実際、どの話題も大量の地雷を含んでおり、親しいと思っていた相手であっても予期せぬところで信管を作動させた経験が誰しもあると思う。恐ろしいことに、この世には巨人ファンの大阪人だって存在しているのだ。
しかしながら、毎回顔をつきあわせては天気の話ばかりしているのも芸がないのでよく下ネタに走るのだが、これはこれで好き嫌いがあるし、オヤジ同士が盛り上がっている横から発せられるとりわけ若い女性の視線は、慣れたとはいえやはり痛い。
それに、人間は歳をとったからといって空気が読めるようになるわけでは無い、という厳粛な事実も存在する。DQNは若者だけの特権ではないのだな、悲しいことに。そんな困ったちゃんに捕まって、今度の参議院選挙でどの政党に投票するか、と聞かれて非常に迷惑したのは自分一人だけではないと思う。
そんなときは「あなたはどこに投票するのか?」と逆に問いかけて、お説御拝聴という手を使っているのだが、これはこれで天下国家について憂うる草奔の臣による大演説を小一時間やられるのを覚悟しなければならない。
どこかの独裁国家ではあるまいし、選挙でベストな選択をすることなどできるはずがない。たとえどれもこれも気にくわないとしても、そこからよりベターなものを選ぶことこそが民主主義だと理解している。それに加えて“死に票”を作らないように心がければ、案外結果は良い方向に転がると信じているのだが、楽観的すぎるだろうか?
幸いというか、清き一票を買ってくれるという人は身近にいないので、明日はよりベターだと考えたところに一票を投じ、民主主義のありがたさを感じてくるとするか。