ブルー・サンデー・ナイト

日が沈むと共に急速に気温が下がり、窓の外からは枯れ葉を吹き散らす風がうなりが聞こえる。日照時間が短くなってくるこの時期、夜になるとウツの気が強くなるのをかなり前から自覚するようになった。特に日曜の夜が酷く、肩のコリや胃の重さがひどくつらい。できれば止めたいのだがそうもいかないので、出来るだけアルコールは少なくし、月曜の朝を迎える準備を完璧におこなう。皿を洗い、シャツにアイロンをかけ、靴を磨き、風呂に入って、23時には布団に入る。休み明けさえなんとかやり過ごせば、その週はなんとかなることを、十数年に渡る間抜けな失敗と失業によってようやく学んだ成果だ。遅めの冬が到来しこれからつらい季節が始まる。憂鬱な季節との付き合いがまた始まる。