繁茂、草刈、空き地、そして新芽

電撃萌王 2008年 10月号 [雑誌]

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ドラゴンエイジ 2008年 09月号 [雑誌]

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チャンピオン RED (レッド) 2008年 10月号 [雑誌]

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チャンピオン RED (レッド) いちご 2008年 09月号 [雑誌]

チャンピオン RED (レッド) いちご 2008年 09月号 [雑誌]

今回の震源秋田書店であることは間違いなく、それに角川グループが追随したことにより状況が過熱化して現況に至った、というのが大まかな流れだろう。
リスト::エロ漫画家に名を連ねる作家が上の様な一般マンガ雑誌に引き抜かれ始めたのが去年のちょうど今頃くらいだろうか?
そして原稿が単行本に出来るぐらいに貯まり、最近になって危さん (ヤングチャンピオン烈コミックス)僕と彼女のホント (ヤングチャンピオン烈コミックス)ペンギン娘MAX 1 (チャンピオンREDコミックス)といった、めまいのするようなタイトルが一般書店に面置きされるという、頭の悪いことになっている。
そういえば昔、ウルトラジャンプマガジンZが出た時にも、リスト::エロ漫画家の作家が一般誌からの大規模な草刈にあったはずだ*1
で、草刈によって割を喰うのがエロ漫画雑誌なのだが、確かに看板作家や中堅どころが抜けて面子を集めるのに苦しむのだが、それが原因で潰れた雑誌というのはたぶん無いはずだ。
皮肉なことに、少々マンネリ化してきた雑誌からその原因が無くなり、さらにコミケなどでめぼしをつけていた新人をここぞとばかりに大量投入することで、雑誌自体がにわかに活性化することが多いはずだ。
これで双方丸く収まり末永く幸せに暮らしました、となれば良いのだが「経済」が話にからんでくるので、そううまいことには残念ながらいくわけがない。草刈というのはブームであるので、一段落してしまうとあとは落ち目になるだけだ。一方エロ漫画雑誌にとっても、力のある新人というのは限りある資源であり、必然として奪い合いが起こって各雑誌とも疲弊してしまう。
しかしながら「経済」のブーム*2こそが、成り上がる唯一のチャンスであることは間違いのない。この機会を利用して、出来る限り多くの人が、たくさんの金をつかんで欲しいと切に願っている。

*1:エロ漫画家の草刈という現象が最初に起きたのは、角川書店から出版されたコミックコンプティークの創刊の時だと思うのだが、どうだろう?

*2:規模が大きくなりバブルとなることもしばしばある。