生きていた漫画家

新貝田鉄也郎の名前をコミックゼロエクス10月号の表紙に見つけたとき、まず最初におもったことだ*1
えらく失礼な話だ。
けれども、それくらい長い間新貝田鉄也郎を見失っていたのは本当のことで、アマゾンで検索したところ最後に単行本を出版したのが1996年とあった。
十二年前、この前の“ねずみ年”にである。
商業誌に掲載された作品の中で一番新しいものは、たぶん今は無きパピポの2004年4月だと思うのだが、それならば足掛け5年ほど表舞台からは姿を消していたことになる。
消えた漫画家といわれるための要件について考えるとき、5年というのは興味深い期間ではあるが、それはさておきベテランの復活はめでたいめでたい。

*1:この雑誌こそが旧ホットミルクの直系の子孫であり、山文京伝琴義弓介すえひろがりなどが現在も描いている。