専門誌の終焉

2008年中に休刊および休刊予定の雑誌 - Fantastic nude babes
普通の本屋で売っている雑誌の休刊が続いているが、専門誌・学会誌といった図書館でくらいしか見ないようなものの状況はさらに厳しい。
原因はいくつもあるが最大のものは
Science
The Lancet
LEX/DBインターネット

などに代表される研究論文の電子化とインターネット化によるものだ。
一分一秒を争う研究者の世界では、常に最新の情報が必須とされる。また、複数データベースの横断検索機能や関連キーワードそして引用された数のスコア化など、必要とする論文をよりたくさん、速く、的確に知る方法の進歩には著しいものがある。
ターゲットとなる読者の絶対数が少ない分野での雑誌、というのはよほどの事情が無い限り存続していくのは難しいといわざるを得ない。
恐らく、これから3年もしないうちに“雑誌”という形態自体が特殊なものになっていくだろう。