チャンピオンREDいちごを非難する

無い昔には戻れないし、生まれてしまったものを今更どうこう出来ないのは承知の上で。
いつも帰り道に寄るTUTAYAチャンピオンREDを立ち読みしているのだが、今月号は初めて小学生らしき児童に先をこされた。
なので内容は推察するしかないのだが。

チャンピオンREDいちごVol.12 「見本だせないw」・「ドラマCDデモも無理w」

http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50802800.html

とらのあなでこんなポップが出るような雑誌は、きちんと青いテープで封印してシリウスウルトラジャンプなどとは別の階で売るようにしなければいけないでしょ。
快楽天ホットミルクと同じ扱いで、このblogでも[大人向けマンガ雑誌]として発売情報をとりあげており、煽った責任の一端はあると認めるし、幇助罪だといわれるならばその通りなので謝るしかない。
にしてもだ。
ヌクにはぬるすぎるし、かといって子供には読ませられない、という中途半端なものが出回っているのははなはだ嘆かわしいことで、さらにこれが引き金になって都条例の適用が厳しくなったりしたら目もあてられない。
というか、手柄を立てたい役人とそれにつるんだマスコミにとっては秋田書店とか、チャンピオンとか格好のネタだという認識が、当事者に欠如していることに外野が危機感を持ってどうすんだよ?
今は無き月刊少年ジャンプやいまや更正して少年漫画の王道をゆく月刊少年マガジンが、エロ路線に過分に傾きすぎて、その後のエロマンガ規制の一端となった経緯を知っているジジイだからこそ、やばいんじゃないかと思うんだ、ホント。
雑誌全般が売れなくっている昨今、年ごろの厨学生をターゲットにしてエロやグロに走る、というのは事情として理解出来なくはないが、秋田書店チャンピオンという看板をしょったものがそういうふうになるのには、ちょっと待ったといいたい。
すごくいい大学を出て、名の通った出版社に入った人が、自分の子供に読ませられないような雑誌を編集するというのは、どう考えたって恥ずかしいことです、などといった意見が通らないくらい経営状態が悪いのかと邪推してしまう。 
書いていて遅まきながら気がついたが、秋田書店も遠からず最近つぶれた出版社リストに名を連ねるのだろうか? 蛇足だが昔は少年キングも含めて、少年漫画雑誌は5つとされた時代があったっけ。
取り上げてきた手前、チャンピオンREDを買うなとは少なくともこのblogでは書くことは出来ないので、現在ただ独りで少年チャンピオン秋田書店を背負っている板垣恵介を応援していきたい。
いま範馬刃牙が読めなくなったら、グレート巽に負けたサクラの様に泣いてしまうので、潰れるなよ、チャンピオン!
エロマンガブームの終わり - Fantastic nude babes