ザッツ営業 休刊

ところで、緩やかな意味での営業関係者は1千万人とも言われている。
市場のボリュームとしては十分なのに、営業をテーマとした商業誌が一冊も成り立たないとは…。
この先、日本の営業のレベルアップは危うい。

http://blog.livedoor.jp/wadasouken/archives/51853638.html

“営業”というのは日本ではRPGでいうところの下級職の扱いだから、“営業”のプロというのが育たないのだとおもうのだがどうだろう?
“営業”が経験値を積んである程度レベルアップすると、上級職である“係長”や“課長”などの管理職になるか、あるいは独立して別系統の上級職である“社長”になるのが普通だ。
歩合制が徹底している新聞の勧誘などは、その道数十年のベテランというのも出てくるのだが、成果給や能力給・残業代を払うことが好きではない日本の企業は、優秀な営業マンほど別途手当が必要のない管理職にしたがる、というのはここ最近の名ばかり管理職訴訟で広く知れ渡っている。
上場している企業のほとんどがそんな具合なので、四十すぎて営業をやっているというと、よっぽど使えないか、あるいは新聞同様に歩合制が極端な先物や教材などのいわゆるブラック企業か、どちらかと世間からは見られてしまう。
アメリカには年間数千万ドルの給料を貰う、スーパー営業マンというのが存在するらしいが、これは個人プレイをある程度許す風土があるからできるのであって、課長よりも給料の高い営業マンが日本で存在出来るかははなはだ疑問だ。
しかしながら、使えない営業マンに腹を立てている人間は、社内にも取引先にも大勢いるのもまた事実である。あの馬鹿営業がろくでもない仕事をとってきたおかげで、あるいは見積もりすら満足に出来ない営業をよこしやがって、という怨嗟の声は日本中に満ちあふれている。
営業をどう評価し、どのように処遇してゆくか、古い問題ではあるが、解決しているわけでは全くない。
2009年中に休刊および休刊予定の雑誌一覧 - Fantastic nude babes