小学五年生・小学六年生 休刊

小学館(東京都千代田区)は26日、学習雑誌「小学五年生」「小学六年生」を平成21年度いっぱいで休刊すると発表した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091026-00000528-san-soci

最大手出版社の代表である小学館ですら、自らのルーツである雑誌をあきらめなければならないという現実は、出版業をめぐる状況の激変を象徴している。
思えばここ数年で、家族経営の書店という業態がなりたたなくなり、それらが扱う雑誌の典型が小学五年生・小学六年生だった。場所の無くなったものは、すべからく消える運命にあったのかもしれない。
また、中小の印刷会社の廃業も続いており、おそらくこれから数年で紙を中心とした出版業の市場は、現在の4割くらいにまで減少するはずだ。
それに変わるのは電子媒体になるだろうが、そのプラットホームについては携帯になるのか、あるいはKindleに代表される専用リーダーになるのか、まったく予想がつかない。たとえばDSの様な携帯ゲーム機がその役割を負う可能性も十二分にあるからだ。Microsoftの様に、たぶん最初に一般規格として認められたものが、電子出版で圧倒的な力を得るだろう。
少々内容がそれたが、小学五年生・小学六年生の休刊によって2009年は日本の出版にとって大きな節目となった。
2009年中に休刊および休刊予定の雑誌一覧 - Fantastic nude babes