紙媒体の終焉

【出版不況】 今年10ヶ月で170誌休刊 本が全然売れません

http://news4vip.livedoor.biz/archives/51427323.html

本の販売2兆円割れ 170誌休刊・書籍少ないヒット作

http://www.asahi.com/national/update/1212/TKY200912120271.html

このブログで把握している休刊した雑誌を数えてみると、ちょうど70誌だった。
2009年中に休刊および休刊予定の雑誌一覧 - Fantastic nude babes
つぶれた出版社として取り上げたのはメディア・クライス一橋出版市場新聞社ゴマブックス社会保険新報社の5社に上る。
書店、中小の印刷業、編集プロなど出版に関連する業種にいたってはほぼ壊滅状態であり、2009年は出版業におけるK-T境界線、大量絶滅のメルクマールとして記録される年となりそうだ。
もっとも、日本より一年ほど先を行っている北米の状況から想像するに、2010年は新聞の休刊が相次ぐと予想され、地方紙・スポーツ紙でたちいかなくなるものが多くなるだろう。また、日経を含めた5大紙のうち毎日新聞が北海道や沖縄などの地域から撤退し、全国紙のカテゴリーから脱落することも十分にありえる。
マンガについては、2010年は紙から電子媒体への移動がさらに加速し、携帯配信のマンガが主流とはいわないまでも、大きなウェイトを占めるようになるだろう。
これからマンガ家には少なくともネットによる入稿くらいはできる程度のコンピュータ・スキルが要求され、これに対応できないものが淘汰されていくことは想像に難くない。また、当分は携帯という狭い画面への配信が主になると思われるので、コマ割や見開きなどのマンガの演出にも影響を与えるかもしれない。
思わぬことにこの記事が、2009年の雑誌休刊についてのまとめとなった。