縮小のススメ

2009年の書籍と雑誌の推定販売金額が、1989年から20年間維持してきた2兆円台を割る見通しであることが25日、出版科学研究所の調査で分かった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091225-00000022-fsi-bus_all

つい先日のニュースだ。

前年より約900億円減の1兆9300億円程度にとどまる見込み。同研究所は「デフレ深刻化や経済萎縮(いしゅく)の波が押し寄せた」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091225-00000022-fsi-bus_all

900億円も減ったというのはよっぽどのことなのだが…。
個人的には相変わらずの新刊ラッシュで、本や雑誌が探しにくかったり、すぐに絶版になってしまう状況は少しも変わっていないと感じている。
書店でもこれまた相変わらず、取次ぎから来た本を店頭に並べるスペースが無いため、そのままダンボールで送り返しているようだ。
なにもかもデフレ不況の一言で片づける風潮があるが、出版の世界での需要と供給の間にギャップはこの十年来ずっと言われ続けたことである。
あえて極限すると、毎月の出版点数はいまの十分の一になった方が良いと考えている。ダビンチが雑誌としてなりたたなくなる、というくらい新刊が少なくなれば、本も読もうかと言う気になるだろう。
2009年中に休刊および休刊予定の雑誌一覧 - Fantastic nude babes