2009年の十大ニュース

1.児童ポルノ法をめぐる急展開
民主・社民・国民新党への政権交代によって自民・公明が進めてきた児童ポルノの単純所持禁止が、幸運にもいったん頓挫した。
しかし、東京都条例の児ポ案に反対の意見を送ってほしい、でも書いたように規制派の動きは続いているので、引き続き警戒していきたい。
2.姫盗人が休刊
松文館は紙媒体でのエロマンガから撤退した。来年も出版業全体がデジタル化へとつき進むだろう。
3.メイド嫁が大ヒット
モンハンの同人で有名な鬼月あるちゅの初単行本が出版された。このままロングセラーとなりそうだ。如月群真 舞FAVORITEも強かったが、いかんせんメイド嫁がすごすぎた。蛇足だが両方ともコアマガジンからの出版。

4.内外で逝去者相次ぐ
エロマンガ関係ではSABE氏が亡くなられた。fu-hou.com - このウェブサイトは販売用です! -  リソースおよび情報を見て、暗然。歳をとったものだ。*1
5.雑誌の休刊が広がる
2009年中に休刊および休刊予定の雑誌一覧で捕捉しているのが80近く、全体で190に迫る勢いというからただごとでは無い。2010年に休刊が決まった雑誌もすでにいくつかあり、休刊ラッシュに歯止めがかからない。
6.COMIC1 開催
成功したようでなにより。コミケの間を埋めるイベントとして定着して欲しい。
7.リスト::エロ漫画家が2000を突破
積み重ねというのはすごいものであることを実感した。来年も引き続きはてなキーワードを登録・編集して充実に努めたい。
8.コンビニ売りのエロマンガ雑誌が盛況
zen9ふうたまろ矢凪まさしぽんこつわーくすらの作品が相次いで単行本化されてよく売れた。エロマンガの主流は成年向けマーク付きのものから、コンビニ売りのものへと移り変わったことを実感した。

9.携帯配信のマンガからヒットが生まれる
龍炎狼牙にょたいかっ。 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ) (MFコミックス コミックファクトリーシリーズ)を筆頭に、電子媒体発のヒットが生まれた。これからのマンガはデジタ
ル化にいかにして対応していくかが問われるだろう。

10.米沢嘉博記念図書館オープン
初期の同人誌などの貴重なマンガ資料が保存・整理されるということは大変うれしい。散逸しがちなマンガ関連資料の収集拠点としての期待をこめてニュースに加えた。

*1:松川郁氏も亡くなられたそうですが、詳細は不明。どなたか教えていただければさいわいです