Nシップ(M.WOLVERINE(えむ・うるぶりに))

Nシップ

Nシップ

こけてしまった司書房から出版されていた「砂漠のウサギ」以来、久々のフェアリーランドシリーズ。
アイルランド神話とファンタジーの設定を使って、女だらけでしかも獣耳あり、という萌えミリらしい設定を、物語としてそれほど無理なく実現している。
そして、経済的に小さな国が独自に兵器を開発したら、という視点からみても、なかなかに味のあるものが多く登場して面白い。また、著者のイタリアやフランスなどのマイナー系の兵器への愛着が随所に見られるところも好みだったりする。
そして今回は、第二次大戦中の潜水艦戦というさらに珍しい題材のマンガであり、ミリタリー系の好きな方にはお勧めだ。
最後に、いろいろと不謹慎な最近のイカロス出版だが、こういうものも出してくれるので、個人的にもっとやれとあおってしまうのだった(笑)
砂漠のウサギ―1941年6月の戦い (TSUKASA COMICS)

砂漠のウサギ―1941年6月の戦い (TSUKASA COMICS)