エロマンガを描く人への良いペンネームの作り方(第一回)

はじめに。

占い師でもないのに人様の名前を云々するのはいかがなものか、というのはまったくその通りで、気持ち悪い奴といわれればまったくその通りなので謝るしかない。
一方でここ数年来、毎月販売される、エロマンガ雑誌に掲載された作品のタイトルと作者をチェックし、その数は作者の"はてなキーワード"への新規登録だけで2400件以上。ほぼ毎月、新人のエロ漫画家を登録してゆくなかで、ペンネームにもいろいろな傾向があります。
中でも、検索にヒットするかどうか、という点で明らかに損をしているペンネームがあることに気がつくようになり、これは一言いった方が良いような気がしてきたのだ。
これから書くことは、ごく当たり前のことばかりかもしれませんが、ごく少数でも参考になればさいわいです。

1.他人と同じペンネームは使わない
ペンネームには自分と他人を区別してもらうための役割があります。良いペンネームだ、と思ったらとりあえず"Google"で検索してみましょう。他の商業誌で使われていたら、それはあっさりとあきらめるべきです。「こいつよりも有名になってやるから大丈夫」というのは謙虚さに欠けるので、個人的には好きな考え方ではありません。

1-1.(例)漫画太郎 → 良くありません

"マンガ太郎"という有名な芸人がいるのを、見逃していたことが混乱の始まりだったようです。
その後はご存じの通り、努力のかいあってネットでは"漫画太郎"="漫☆画太郎"というところまで有名になりましたが、ペンネームの中の"☆"が検索において色々と厄介な問題を引き起こしています。"☆"(記号)の問題については後で書きます。

1-2.(例)一二三四五 → 良くありません
"いちにいさんしいご"と読むのだといっても、エロマンガの世界ではあまり信用は得られないでしょう。
万が一、知らないでつけたとするならばエロマンガに対する勉強不足です。

1-3.(例)霧雨魔理沙 → 良くありません
いくら"東方Project"が好きだといっても、主要なキャラクターの名前をそのまま使ってしまうのは考えものです。炎上マーケティングを狙っているのならば、まぁ止めはしませんが。
少しもじって、例えば"板垣恵介"というペンネームは、師匠である"小池一夫"の作品のキャラクター"茨城圭介"ちなんでつけられたそうです("Wikipedia"を参照)。これはリスペクトもありとても良い話なのですがさらに、言わないとわからないくらいがちょうど良い、という教訓にもなっています。

エロマンガを描く人への良いペンネームの作り方(第二回) - Fantastic nude babes