使えるエロマンガとは? 最近出版されたコミックから。

作者ヤスイリオスケ

Bust to bust―ちちはちちに (ポプリコミックス 25)

Bust to bust―ちちはちちに (ポプリコミックス 25)

作者しなま

きす☆みい (MUJIN COMICS)

きす☆みい (MUJIN COMICS)

作者堺はまち

アらイぶ (セラフィンコミックス)

アらイぶ (セラフィンコミックス)

非常に良く似た素性を持つ三冊のエロマンガがそろった。
和姦・ティーン・有力サークル・商業誌では二冊目の単行本といった共通点があり、強いて言えば絵柄も同じ分類に入るだろう。
言うまでも無く三人とも絵が上手く、安心してエロマンガ雑誌の表紙を任せられるレベルだ。
さて、
ではこの中で一番使えるのはどれか? という意地の悪い質問をしたくなる人は多いだろうが、一番お勧めできるのはヤスイリオスケだ。ちなみに。
上から使える順。
下から絵の上手い順。
に並んでしまったのは自分でも驚きだが、ここら辺が同人誌と商業誌の大きな違いであるようだ*1
さらに個人的な感想をいうと堺はまちが一番使えないといってしまえるとは、本当に良い時代になったものだと思ってしまう。そして、恐らくこれから十年後ぐらいに振り返ると、ここニ、三年が数・内容共にエロマンガの黄金期であったということになるだろう。
エロマンガを含めたマンガ全体が衰退期に入っている中、過去の少年ジャンプ黄金期と共に同時代に立ち会えたというのは、マンガファンとしてとても幸運だった。
このblogを読んでいる人で、まだエロマンガを本格的に読んでいないという人はいないだろうが、もしこのジャンルに興味があるならば、挙げた三冊に加えて、
エロマンガみたいな恋しよう (ポプリコミックス)

エロマンガみたいな恋しよう (ポプリコミックス)

はつカノ (MUJIN COMICS)

はつカノ (MUJIN COMICS)

つめあわせ (セラフィンコミックス)

つめあわせ (セラフィンコミックス)

を買って欲しい。
都合六冊でジャンルの技術力と内在する課題そして作家性について学べるし、どれも実用度が高いので非常にお得だ。

*1:蛇足ながら、同人なると堺はまちがトップでしなまヤスイリオスケが同着といったところか。コミケ一般参加でこの三つのサークルを全部回る気にはとてもなれないが