ヤングサンデー休刊を検討

小学館は19日、青年マンガ誌「週刊ヤングサンデー」について、「休刊も視野に入れている」ことを明らかにした。 

http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20080519mog00m200032000c.html

いわれると最近コンビニで立ち読みすることも無いや。
週刊少年コミック誌がその対象年齢をあげた、“ヤング”と銘打った週刊誌を相次いで創刊してからずいぶん経つが、マンガ出版という業種の経済的な伸びが頭打ちの現況では当然といった感じがする。
実際、ヤングサンデーが無くとも小学館にはビッグコミックシリーズがあるし、一ツ橋グループ全体からするとヤングサンデーは一番のリストラ候補といって差し支えないだろう。
マンガ雑誌の数はバブル崩壊以降増えているが、これはマンガが儲かるからではなく、出版の分野では比較的にまだ利益を出せるからであって、出版業というくくりで見るとここ十数年にわたって長期低落傾向であり反転するきっかけも見えない。
ほとんどの出版社は株式を公開していないため、はっきりとした数字を出すことはできないのだが、書店での書籍取り扱い数などの間接的なデータからそのことははっきりわかる。
社会的な影響力はともかく、出版社というのは基本的には同族経営の中小企業だ。これまでは、面子や内部優先の体質から大規模なリストラというものには縁が無かったが、利益が出なければなりふりかまっていられなくなるのは当たり前の話だ。
マンガ雑誌に限らず、大手出版社の編集部を見てみると、あれだけたくさんの社員が必要なのか? という素朴な疑問が湧いてくる。別に人様の会社であるからとやかく言う気は無いが、他業種での経験から出来るだけ管理職やその上の人と仲良くし、横の連絡を密にすることをお勧めする。