踊る小会議室

1. 他人の発言をさえぎらない
2. 話すときは、だらだらとしゃべらない
3. 話すときに、怒ったり泣いたりしない
4. わからないことがあったら、すぐに質問する
5. 話を聞くときは、話している人の目を見る
6. 話を聞くときは、他のことをしない
7. 最後まで、きちんと話を聞く
8. 議論が台無しになるようなことを言わない
9. どのような意見であっても、間違いと決めつけない
10. 議論が終わったら、議論の内容の話はしない

http://d.hatena.ne.jp/takerunba/20081028/p1

小学生がまとめただけあっていちいちごもっともな事ばかりだが、大人の世界ではまったく通用しないこともまた然り。
話は開始早々の逆エビ固めを喰らって腰を180度折られ、だらだらくどくどと祝詞か読経の様に部長の訓辞は続き、とうてい不可能なノルマを前に精神不安定に陥った課長は突然怒りだし、嵐が過ぎ去るのを待ちながら頭をもっと*1低くして咳きすら押さえ、取引先の突然の倒産で売掛金が回収出来なくなった先輩の顔は正視に耐えず、他人の会議資料の端に思いがけず現れたダビンチに驚愕し、遮られた議題は物理法則を無視して宙に浮いたまま終に戻ってこず、こんな会議は無駄だといった態度を隠さない元請けの担当者にすがりついて、いかがわしい経営コンサルタントの本の受け売りを始めた同僚の脚を机の下で蹴り飛ばす。いうまでもなく、今日の酒はあの馬鹿が会議でおこなった本人以外の誰にとっても災厄でしかない提案のせいだ。
義理と人情と銭がいやおうなくからみあった大人の世界での議論とはこのようなものだ。

*1:もっと、もっと!!